放課後(NO.672)

 今年度、パンジーを種から育てた。発芽してしばらくするまでは日光に当てないということだったが、「しばらく」がどれくらいか分からず、気がつけばもやしのようなひょろひょろのパンジーの苗になっていた。私の担任する育成学級の子どもたちと、力を合わせて必死に毎日水をやり、何度も植え替えをして、なんとか花を咲かすところまでこぎつけた。


 今、咲いたパンジーの花を、牛乳パックを利用したかごに入れて、地域の商店街を訪問している。普段お世話になっているお礼にと、拙いあいさつのあと手渡すと、どなたも笑顔で受け取ってくださる。先日は花屋さんに花を贈るという暴挙にも、笑顔で許しをいただいた。
 どのお店の方の笑顔の中にも、「地域に住む子どもを大切にしたい」「すくすくと育ってほしい」という願いを強く感じた。今後ももっと地域に足を運び、この子たちを知ってもらおう、一緒に育ててもらおうと思った。
 ちなみに、パンジーの花言葉は「物想い・純愛・心の平和」だそうだ。 (T・F)

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