放課後(NO.709)

 読売テレビの夕方の番組で、行列のできる法律相談所などにも出演していたM弁護士が、橋下知事の教育基本条例に関する議論の中で、「不起立で免職になった先生から弁護を頼まれたら」の問いに、「引き受けます。勝つ自信はあります」と答え、さらにM弁護士は「私は、絶対に認めたくない人の権利も守らなくてはならないのです」と語りました。


 さらに、コメンテーターが「それでは子どもが同じことをしてもいいのですか?」との問いに、M弁護士は「自分の考えで立たないのなら、それは認めなければなりません。『思想・良心の自由』は憲法で保障された人権ですから。物理的に卒業式を妨害するなら別ですが、立ちたくないという気持ちをその場で表す程度のことで、いったいどんな不利益があるというのですか」と述べました。
 久しぶりにテレビを見ていて、スッキリしました。侵略戦争でも原発でもそうですが、少数者の意見に耳を傾ける人と社会を創ることこそ、大切ではないでしょうか。
(N・H)

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