放課後(No.724)

大阪の桜宮高校の体罰問題が大きな話題になっています。
そこで、感心するのが一流のアスリートの勇気ある発言です。プロ野球選手の桑田真澄さんやラグビーの日本代表監督を務めた平尾誠二さんなどがマスコミでも堂々と体罰一掃を呼びかけていることです。ともに部活の指導の中で体罰を受けた経験を持っています。


桑田さんは、「体罰は指導者が怠けている証拠。殴ってうまくなるなら誰もがプロになれます。私は体罰を受けなかった高校時代に最も成長した」と厳しい指摘をしています。
また、平尾さんは、指導者は「本気で怒り、本気で褒める」ことが大切。「人間だったら心で感じるものです」と語っておられます。
ともに、「スポーツが大好きで、子どもたちにスポーツを好きになってほしい」との温かいメッセージが込められています。これを契機に、「愛のムチ」「勝つために必要」などの古い考えから脱却するときではないでしょうか。
(N・H)

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