放課後(No.747)

最近のニュースでとても気になるのが、朝日新聞の従軍慰安婦問題と福島第一原発事故に関わる「謝罪と記事の取り消し」です。ジャーナリズムとして、あってはならないことです。また、世論に与える影響も多大です。朝日には、経過と原因を明らかにしてほしいと思います。


しかし、このことを利用して、「従軍慰安婦はなかったんだ」とか、東京電力は「何も問題はなかった。しっかり対応できていた。だから原発再稼働」と声高に主張されるとしたら、問題の本質を見誤るのではないでしょうか。
政府の調査からも、元慰安婦のみなさんからの証言からも、本人の意思に反して従軍慰安婦として人権を踏みにじられた多くの女性が存在した事実、福島原発で全電源喪失状態で、東京電力も、現地もパニック状態で有効な対策が取れず、東日本と広範な海に放射能をまき散らした事実を消すことはできません。
マスコミ報道を監視し、物事の本質を見抜く目を育てることの大切さを痛感するできごとでした。
N・H

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