放課後(No.748)

京都市教研のメイン講師は、この十月一日に新しく京都大学の総長に就任した山極寿一さんです。山極さんの特集が「サンデー毎日」や「週刊現代」などでも組まれるなど、いま、注目の人です。


山極さんは霊長類学者で、ゴリラ研究の第一人者です。著書のひとつである「野生のゴリラと再会する」(くもん出版)は、「お話を絵にするコンクール」で小学校高学年の選定図書のひとつにあげられています。
その山極さんの京大総長就任は大学関係者の中では、驚きの出来事として捉えられています。というのは、安倍政権が大学の自治を弱めるために強行した大学管理法が成立した中で、学生と教職員の意向調査で上位を占めた山極さんが、理事などの要職を一切経験せず総長に就任したからです。
就任のあいさつでも、「京都大の主役は学生であるべきだ」と語っておられます。京都大学の今後にも大きな期待がかかります。   N・H

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