前川喜平さんの講演開かれる!

12月13日、キャンパスプラザ京都で元文部事務次官の前川喜平さんの講演会が開かれました。会場には1時間以上前から多数の人が詰めかけ整理券が配布されました。幸いに、市教組のメンバーは第一会場に入ることができました。前川さんの講演は、大変興味深い内容でした。時々、「おやじギャグ」を交えるなどのユーモアと、言葉の端々に憲法・旧教育基本法の理念を教育や社会に生かさなければならないという信念を強く感じました。詳しくは書けませんが、1.日本の教育が教育勅語の考え方など、戦前回帰の方向にすすんでいること。2.政治が教育に介入できる仕組みが作られていること。3.道徳の教科化についても危惧をもち、徳目の押しつけはダメなど、「『国を愛する心は必要か』など学校で子どもとしっかり議論してほしい」と語りました。また、高校無償化に込めた理念や現政権が朝鮮学校への助成を拒否している問題点を指摘されました。さらに、夜間中学校の果たしている役割にふれ、全国各地の夜間中学が、日本に住んでいるすべてのこども(国籍を問わず)の教育を受ける権利を保障するための役割を果たしていることを指摘し、日本は、憲法を守り多文化共生社会をめざすべきだと結ばれました。     また、ぜひ、京都の教育や教育の未来についても話しを聞きたいと思います。