職場要求書の作成を再度呼びかけます。

組合活動の原点は職場の「要求」
 すべての子どもの成長発達を保障できる学校、すべての教職員が安心して働ける学校をつくるためには、職場の要求を出し合い、その実現のみちすじをつけていくことが出発点になります。教職員の願いを「職場要求書」にまとめることは、その第一歩です。

市長選挙は要求実現の最大のチャンス
 私たちは、過去の市長選挙で、子どもたちの教育条件の改善をかかげてたたかい、多くの前進をかちとってきました。小1・2の35人学級、中3の30人学級をはじめ、障害児学級(育成学級)の1名存続・1名新設、養護学校の新設など、市長選挙のたたかいの中でかかげてきた道理ある要求が、多くの父母・市民の支持を得て、確実に実現してきています。4ヶ月後に迫った京都市長選挙は、要求を前進させる最大のチャンスです。

身近な願いを要求書にまとめよう
 一部の学校にだけ豪華な校舎を建て手厚い教職員配置をする一方で、大多数の学校の予算は大幅に減らしたまま…。こんな格差を広げる教育施策が、多くの父母・市民の怒りをよんでいます。すべての学校の教育条件をひとしく改善させるために、身近な要求を職場・分会で出し合い、まず要求書にまとめましょう。
 例えば…

「新入生全員に新しい机・いすを!」
 以前は新入生には新しい机・いすをあたえて、大事に卒業まで使おう、と指導するのが当たり前でした。学校予算が一律2割以上もカットされてから、使い古した机・いすの中から比較的ましな物を苦労してさがし新入生に使わせるようになり、新入生や父母を残念がらせてしまっています。その一方で特別な学校には、檜や北山杉の天板を使った新しい机・いすが入れられているのです。十分な机・いすの配置を、職場要求書に盛り込みましょう。

「給食の食器を強化磁器に!」
 大多数の小学校の食器はアルマイト製。手に持つのが熱く、どんどん冷めてしまいます。 他都市の学校では陶磁器の食器が当たり前。京都市でも一部の学校では、強化磁器の食器を使っています。校章の入った磁器食器を使っている学校も…。すべての子どもたちに強化磁器の食器を!と、要求書に書き入れましょう。

「子どもが安全に給食の運搬ができるリフトの設置を!」
 宇治市の学校では、調理員さんがワゴンに乗せた給食をリフト(エレベーター)にで3階まで運んでくれる、と聞いてびっくり。京都市では重い食器や熱い食缶を子どもたちが自分で教室まで運んでおり、落としたり火傷をしたりする危険がいっぱいです。でも調べてみれば、京都市でも一部の学校だけは、ワゴン・エレベーターで運搬しているのです。すべての学校に安全に給食を運べる施設設備を導入させるよう、要求しましょう。

職場要求書の作成の仕方、要求書の作成例は
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今年度、職場要求書を作成していない分会はもちろん、すでに作成・提出した分会も、新たな要求を盛り込んだ要求書を作りましょう。11月上旬をめどに、市教組本部に提出していただくとともに、校長交渉を持ち、校長先生にも実現に向けて努力してもらいましょう。