給特法改正

公立学校教員の処遇改善や長時間労働の是正を目的とした「教員給与特別措置法」いわゆる「給特法」の改正案が2025年2月7日に閣議決定され、開会中の通常国会に提出されました。

【給特法改正案の主な内容】

  • 教職調整額を月給の4%から10%へ段階的に引き上げる
  • 学級担任への手当を増やす
  • 若手教員のサポートや学校内外の調整役を担う「主務教諭」を設ける
  • 教育委員会に教員の業務量や勤務時間の適正化などの働き方改革の実施計画の策定と公表を義務付ける 

    教員の働き方が議論され、改善に向けて動こうという方向事態は歓迎されるものです。しかし、今提案については例えば、教員を増やす方向の提案は無く、不十分だと指摘する意見も強くあります。

    また、新たな職「主務教諭」を導入するなど、現教諭の処遇が引き下がる可能性を不安視する声も上がっています。

    「担任手当」についても、議論が必要です。

    京都市教職員組合は、みなさんの声、意見を待っています。

https://youtube.com/shorts/UVJ8BerVzJk?si=fVV_rWTI4wjk1xfh

↑道教組作成動画「主務教諭」について

近畿ブロック青年教職員学習交流集会

先日の大阪に引き続き、京都でも青年教職員の学習交流集会が開催され、近畿を中心に多くの先生方が参加され、活発な学習、意見交流がなされました。

講演は内田良さん。京都とは繋がりも深く、今回も最新の調査情報を交えながら、学校に必要な改革についてお話頂きました。

若い先生方の参加も多く、組合の意義についても随所に語られる会となりました。

若い先生たちの繋がりの強さが、教育の未来には必要です。まだ、加入していない教職員のみなさん、ぜひ市教組にご連絡ください。

全国青年教職員学習交流集会

2月1日(土)2月2日(日)の2日間、大阪で全国青年教職員学習交流集会が開催され、京都からも多くの参加がありました。

開会行事には会場に入りきれないほどの人が集まり、立ち見もでるほど。
若い先生方の熱気を感じる開会になりました。

2日目の全体会講演は、鈴木大裕さん。

今日までの教育情勢の背景に、鋭く迫るお話で、働き方改革が進むことは是としながらも、教育に本当に必要なものは何か、私たち教職員が握って離してはいけないものは何かについてお話されました。会場からの質問も旺盛に展開され学習が深まりました。

私たち教職員組合は、教師の専門性を守るために、教育条件、労働環境の改善に取り組む団体であることを改めて認識させられた2日間でした。