若い熱気あふれる 春の教育講座・先生の学校

675-1.JPG毎年恒例となった教育講座が、今年も始業前のラストサタデー、四月三日に教育文化センターを会場に行われ、九十一人が参加しました。参加者の六割近くが新採用を含む青年で、全体会も、午後の講座も若い熱気にあふれました。

 午前中の全体会では、新谷市教組委員長のあいさつに続き、中谷隆文さん(南大内小)、菊池聡さん(伏見南浜小)、岩本訓典さん(安井小)の三人が、自身の新採用からの印象に残る出来事や子どもとの出会いを個性たっぷりに語りました。中谷さんは、保護者の悩みや願いがわかってくるにつれて関係が次第に良くなっていった様子を具体的に話し、共感を呼びました。菊池さんは、自身の小学生時代からの教師になる夢が実現してから考えてきたことを話し、岩本さんは、高学年女子の難しさと自らの実践を話しました。
 西條昭男さん(元市教組委員長)と倉本頼一さん(立命館大・京都橘大)が三人の実践の良さについてコメントしました。参加者からは「一生懸命な姿に励まされました」などの感想が寄せられています。
 

675-2.JPG

午後は二部構成で、「中学はじめの一週間」「小学はじめの一週間」「一年生の一週間」「楽しい手品」「楽しい工作」「理科おたのしみ広場」「体育の授業のおさえどころ」「図工の授業」「レッツ障害児教育」「歌声のあふれる教室」の十講座が行われました。他府県からの応援講師も含めて、民主教育の財産が並んだ講座に、どこに参加しようか最後まで迷っている参加者も見られました。
 「手品」講座の講師だった森教二さん(和歌山民教連)からは、「参加者の皆さんがとっても熱心でした」とのメールが後日届きました。
 休憩時間も確保できない学校現場の忙しさの中でも、「学びたい」という思いの強さを実感する一日でした。