太秦小で「権利学習会」開催

質問・感想つぎつぎ

 九月十二日、太秦小学校で「権利学習会」が行われました。当日の午前中は土曜学習のあと若手研や部活指導があり、後の昼食の時間帯に合わせて、軽食を取りながら学習しました。分会員が中心となって参加を呼びかけ、新採の方からベテランの方まで十人の未組合員の参加があったことは画期的です! 本部からも、松元書記次長が参加しました。

 学習資料として、毎年度四月に市教組から配布している二つの小冊子(賃金・権利ファイル「賃金編」「権利編」)を使って解説し、その後、参加者からの感想や質問を受けました。
 学習の冒頭に、分会員の大味さんが「太秦小の勤務時間は、何時から何時までですか?」と参加者に投げかけると、どなたからも正確に返ってきました。日頃から勤務時間について職場で話題にし、知らせていることの現れです。続いて、「賃金編」を見ながら、給料の解説がありました。級・号給の解説からは、査定評価による昇給への影響、教職調整額の解説からは、ほかの自治体公務員と異なり教職員に残業代が支払われないという問題、そして地域手当・住居手当・通勤手当の解説からは、二〇一七年度に控えている「政令都市への税源移譲」にともなって予想される影響など、項目解説から、大変幅広い諸問題にまで話が及びました。新しい権利である男女ともの不妊治療への病休適用についてもお知らせできました。
 参加者も真剣な様子で、「地域の方に教職員の勤務時間について理解されていない」「遠方の親戚の葬儀参加のための喪休の取り方が実態にあっていない」「研究会に所属していて出張が多かったが、割り振り変更は無いのか」といった質問や感想が出されました。
 最後に、「職場で感じる問題で自然に改善・解決するものは多くないので、主体的に解決に向けて動くことが必要」と、組合加入を訴えました。また、京教済の加入についても声をかけました。