不当免職取り消し裁判が結審

必ず高橋さんをふたたび学校へ
不当分限免職取り消し裁判が結審

 11月14日、京都地方裁判所で、高橋智和さんの「不当分限免職取り消しを求める裁判」の結審の公判が行われました。事前に高橋さんの最終準備書面と被告・京都市教委の最終準備書面が提出されました。
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 公判では、原告の高橋さんが最終の陳述を行い、「裁判の期間は自分が前向きに立ち直るために必要な期間だった。ぜひ学校現場に戻って、情熱をもって子どもたちに接していきたい」と、現在の心情を述べました。

 つづいて弁護団が最終意見陳述を行い、「市教委側の書面は、公判で事実関係が明らかになったことについても、事実誤認のまま主張を記述している。市教委は誤認を認めて、事実をとらえ直すことが必要だ」と厳しく指摘し、裁判官に事実に基づいて判決を下してほしい、と要望しました。

 公判の後、弁護士会館で報告集会を開きました。市教委の書面に「教職に耐えられずに『うつ病』になってしまうようでは、教員としての適格性に欠けている」と書かれていることが弁護士から紹介され、「これでは、うつ病を発症した者は退職せよと言うのも同じだ」と、厳しく市教委を批判する発言が行われました。
 参加者からは、2月28日の判決まで、支援の輪をもっと広げ、何としても高橋さんを学校現場に戻そうとの発言が続き、決意を固める集会となりました。

高橋さんの分限免職取り消しを求める
署名は→こちら