不当分限免職処分を取り消す判決を求める署名にご協力を

裁判所も職場復帰を求める和解を勧告

高橋智和さんの不当分限免職を取り消す判決を
裁判所に求める要請署名にご協力下さい。

takahashi-shomei.jpg

  高橋智和さんは、2004年4月に京都市立学校の教員に正式採用され、京都市立洛央小学校に赴任しました。高橋さんは、子どもたちの教育に日々精励するとともに、教育力量を高める努力を積み重ねてきました。しかし、京都市教育委員会は校長などの一方的な情報を根拠に、突如、事実関係の調査や本人の主張も聞かず、2005年(平成17年)3月31日付けで、高橋さんへの分限免職処分を強行しました。高橋さんは、この処分に納得できず、2005年(平成17年)5月27日に処分の撤回を求めて、京都地裁に提訴しました。 

 裁判では、市教委が提出した処分理由について、事実に反する事柄については事実を持って反論し、問題だと指摘された指導についても、指導法の一つであり、不適切な指導はなかったことを明らかにしてきました。さらに、1日1時間の指導案の作成を命ずるなどの管理職の指導上の問題点や睡眠時間が2~3時間しか取れない過重な勤務実態を明らかにするなど、処分の不当性を立証してきました。
  裁判を通じて、高橋さんの真摯な姿勢、教育者としての資質などに問題点がなかったことが立証され、裁判所は6月27日の公判で市教委に対して、「職場環境を整えて、職場復帰を検討するよう」正式の和解勧告を行いました。しかし市教委は不当にも、8月27日の公判で正式に和解を「拒否」する姿勢を明らかにしました。
 裁判は、11月14日の公判をもって結審し、判決は2月28日に言い渡されることとなりました。

  (裁判闘争とりくみの経過は→こちら

  私たちは、教育をよりよくし、発展させるためには、新採教員が安心して教育に専念できることと、管理職を含め暖かく成長を支える職場づくりが行われることが大切だと考えています。また、一人の志ある青年教師の前途を守るためにも、高橋さんの職場復帰を求めるものです。
 全国の教職員のみなさん、市民のみなさん。分限免職処分の取り消しの判決を裁判所に求める要請署名に、是非ご協力下さい。
 すでに、全国の仲間のみなさんからの署名が次々と寄せられており、11月14日の公判終了後、高橋さん自らの手で、5500筆あまりの署名簿を京都地方裁判所に提出しました。その後も署名は続々と届いており、すでにのべ6000筆を超えています。
 年内いっぱい署名を集めます。引き続くみなさんのご協力よろしくお願いいたします。

署名用紙(PDFファイル)は→こちらからダウンロードして下さい。
多数必要ならば郵送いたします。
℡ :075-771-9171
Fax:075-751-0851

mail:shikyosoあっとkyoto-shikyoso.ne.jp
        (↑「@」に変えて入力を)
までご請求下さい。

(署名は12月中に、〒606-8397京都市左京区聖護院川原町4-13京都市教職員組合宛にご郵送下さいますよう、よろしくお願いいたします。)