勤務時間の管理は市教委の責務

タイムレコーダー試行実施校より
 十二月一日、タイムレコーダーの試行が始まった。朝、出勤すると教頭先生が「押してくださいね」と、みんなに声を掛けている。次々とその声に応えてカードを差し込む。すると、ガチャッと音がして時刻が打ち出されてカードが出てくる。みんな初めての体験になんだか顔が明るい。


 労働時間の管理がやっと、働きだした。でも、京都市で今年の十一月に三人もの現職死亡があったと聞く。後を絶たない過労死のことを思うとき、こんな当たり前のことがなんでこんなに時間がかかったのだろうと思う。「私は、先週ほぼ毎日十一時間やった」「僕なんか、いつも十二時間を超えてます」などの声がでている。これに、土日のクラブもカウントされるから、過労死ラインを超えている実態が明らかになりそうだ。
 この実態を踏まえて早急に改善策を勝ち取りたいものだ。
 また、「私ら家のことがあるから、持ち帰り仕事にすることが多いのになー」という声もある。今回の調査では、持ち帰り仕事の計測は除外されているので、これもこれからのたたかいの課題だ。