「生存権と憲法九条」第7回 右京子育てサロン

676-1.JPG三年目を迎えた右京子育て・教育ネットが学習と交流の場として行ってきた「サロン」の七回目は、全京都生活と健康を守る会事務局長の高橋瞬作さんから「生存権と憲法九条」のテーマでお話をされました。


高橋さんは、母親の介護をしながら仕事もなく、生活保護申請も認められなかった男性が、母親を殺害し自らも自殺を図った事件で「裁かれるべきは我が国の福祉行政」と断じた判決も紹介し、「社会的孤立」と「貧困の継承」、「貧困の原因と見られている事実が貧困の結果であること」など、大切な視点を具体的に語られました。「貧困が蔓延し長期化する社会では人々は刹那的になり戦争への障碍が低くなる」との主張が胸に落ちました。「サロン」の後、事務局会議がもたれました。