査定評価・賃金リンクの教職員評価に怒り①

690-1-1.jpg市教委の求める教員像?
そんな先生になりたくない!
市教委が示した資料では「給与上で報われる制度」「SやAに本来配分すべき給与財源は放棄されています」とされており、賃金カットが続く中だけに期待感が膨らむ記述となっています。


しかし、実際には給与費の総額が増額されるわけではありません。全員から賃金カットした財源を、四〇%と決められているA評価者にだけ配分するという内容です。評価は相対評価で五五%の教職員は、どうがんばっても給与上で報われることはありません。四十人学級なら、二十二人は給食のデザートを取り上げられ、十八人が二つずつもらえるという仕組みです。みんなでがんばって全員がデザートをもらえるようにすることは不可能なのです。超過勤務は常態化し、がんばっていない教職員なんていないのに。
「評価A以上の着眼点」は、すべての教職員において「学校運営への参画」がトップです。京都府でも他府県でも、教諭は「学習指導」、養護教諭は「保健管理」がトップですから市教委案は異常です。三項目のトップに挙げられた文言(教諭の場合)をつなぐと「常に管理職の方針を理解し行動し、週案・単元別指導計画が他教職員の模範となる内容にまとめられ、日頃から態度・言動・服装など教育公務員としてふさわしく規律ある姿勢」であることがA評価の教師像となります。そんな教職員になりたくてこの仕事を志したのではありません。