「あぶない教科書」は子どもたちに渡せない!! 教科書シンポ

697-1-1.JPG六月二十五日、「京都 子どもと教育を考える連絡会」の主催で、『子どもと教科書シンポジウム』が開催され約八十人が参加しました。
最初に京都教育センターの高橋明裕さんから、自由社と育鵬社の教科書の解説がありました。


歴史教科書では、「忠義と公への奉仕など特定の価値観で歴史を描いている」「植民地支配を正当化し侵略戦争を美化している」など、公民教科書では「領土問題で危機を煽っている」「人権・権利よりも義務・責任・国防を強調している」などの問題点が指摘されました。
続いて乙訓教組の審良光昭さんが、小学校国語教科書への「神話」の登場や教材の道徳化などについて報告しました。小学生の子どもをもつお母さんからは、教わる内容が増えて難しいのでついていけるか心配であることや、大切な義務教育だからこそ太平洋戦争や憲法について正しく学んでほしいという願いが語られました。
参加者は「こんな教科書を採択させてはいけない」との思いを強くしました。連絡会では、市教委への要請活動を強め、街頭で宣伝活動をしていく予定です。