十一月九日、第二六六回中央委員会が京都教育文化センターで開催され、すべての議案が満場一致で可決されました。
開会あいさつで、清水委員長は、閉塞感につつまれた学校現場を変えるために、要求をかかげて京都市長選挙をたたかうことの大切さを訴えました。
経過報告では、教育シンポジウムの取り組み、府人事委員会の勧告をうけての賃金・一時金について、京都マラソンにかかわって強行された異例の人事異動、時間外勤務状況調査の全校実施に向けた動きなどが報告されました。つづいて、この秋の賃金確定闘争に向け署名の全教職員へのよびかけ、査定評価二次試行の評価開示を求める取り組み、冬の交渉に向けての要求書作成、市長選挙勝利に向けた今後の取り組み、組織拡大に向けて、などが提起されました。そのあと、人事定員闘争方針、市長選挙勝利に向けた闘争資金拠出、今年度中間決算が提案されました。
【討論で】
▽京都マラソンのため副教頭が異動させられた岩倉南小分会からの怒りの声。
▽青年部より、夏から秋にかけて取り組まれたエデュカフェの報告。
▽右京支部からは、青年が大活躍し、地域とともに取り組み、七百名が参加し成功した右京子どもまつりの報告。
▽女性部より被爆者救援バザー成功に向けたよびかけと訴え、全国女性教研の報告。
▽臨時教職員対策部より臨時教職員の経年増加の実態、任用のあり方で法律の運用に問題があるとの指摘。
▽幼稚園部から子ども・子育て新システムによって、保育の公的役割が後退する問題点と今後の運動。
▽朱八小分会で、京教済の職場全員加入実現の経験と、母親連絡会「原発NO! 女性アピール」の訴え。
▽障害児教育部から、教研の分科会に参加した青年が、組合に加入した報告と、育成学級の教育条件改善が進んだ経験、総合支援学校の実態と要求。
が述べられました。
最後に、寒川書記長が討論のまとめを行いました。その後、経過報告、当面の方針、長時間・過密勤務の解消、教育諸要求実現のために、京都市長選挙勝利をめざす、など第一号議案~第五号議案すべてが満場一致で採択されました。