神戸で学ぶ「平和」

女性部夏の学習会
七月二十一日、神戸港で、兵庫原水協の梶本修史さんを講師に「非核神戸方式」についてお話を聞き学習しました。
神戸は戦後米軍に占領され、神戸港は重要な補給・休養基地として、六甲山は通信基地として使われていたそうですが、「基地撤去」の様々なたたかいを通して、撤去が実現したと聞き、願いを実現する運動の大切さを実感しました。


一九七五年には神戸市議会が全会一致で「核兵器積載艦艇の神戸港入港拒否に関する決議」を採択し、非核「神戸方式」が誕生しました。その後三七年間米艦船の入港はゼロ、海外でも注目されています。ただ、神戸港の軍事利用の動きは強まり、海上自衛隊阪神基地隊や、国内唯一の自衛隊潜水艦の建造・修理工場が神戸港に存在し、米軍も有事の際は「欠かせない港」と認識しているそうです。
今後、非核三原則を法制化し、非核「神戸方式」を広げていく運動が重要だとお話し下さいました。とても分かりやすく、参加者は肯きながら聞き入っていました。
その後、オーシャンプリンス号に乗船し神戸港内をクルーズしました。三菱重工、川崎重工の工場が建ちならび、建造中の潜水艦を見ることができました。下船後、中華街で美味しく昼食を終え、午後は花鳥園で花や鳥たちに心癒やされるひとときを過ごしました。「来年も平和を考える企画を」という感想が寄せられました。