「春の教育講座」に100人が参加!

728-1-3.jpg―もっともっと勉強したい―
 四月六日、京都アスニーで行われた「春の教育講座2013」には、青年教職員も多数参加し、学ぶ要求の高さを示すとともに、日頃の悩みに応える内容となりました。
 講座では、ベテラン・若者を問わず日頃の実践を交流、率直な意見交換などが行われ、川地亜弥子さんの講演とともに大好評でした。


728-1-2.jpg午前に行われた講演では、神戸大学大学院准教授の川地亜弥子さんを講師に招き、「子どもに寄り添い、子どもが安心できる学級を」と題して、お話を聞きました。最初に、OECD(経済協力開発機構)の調査結果から国際比較による日本の子どもたちの状況が報告されました。続いて、子どもたちの日常を日記や作文に綴らせる中で、子どもたちの本音を受けとめながら、心情や関係性を読みとって、崩れた関係の修復や悩みに応える担任教師の実践が紹介されました。そこには、じっくり子どもたちと向き合い、ていねいに子どもたちの願いに寄り添う教師の姿があり、多くの参加者の共感を得ました。
午後は、小学校低学年?高学年、中学校、特別支援教育で計十四の講座が開かれました。小学校の講座では、低中高それぞれの学年での発達段階における子どもの見方や、算数や理科、読み聞かせの実践報告など、中学校の講座では、思春期の自立にかかわる教師のあり方や学級づくり、体と心の問題、特別支援教育の講座では、子ども同士の関わりの中で発達を保障する実践や、具体的な教材教具による実践が紹介されました。
どの講座も、青年の実践とベテランの助言から、具体的に子どもの姿の見える内容が報告され、参加者から好評でした。
【参加者の感想】
○具体的な実践例を挙げていただいたので、子どもたちの様子がよくわかり、「作文」やってみたいと思いました。(講演参加者)
○どの方もご自身の教育実践を元に、すぐれた教材・教具を紹介していただき、とても参考になりました。やる気が出ました。早速新学期から役立てていきたいと思います。また来年度もぜひ勉強したいです。(特別支援教育の講座の参加者)