京都破壊を先導する京都市政

市政転換でストップしよう!
stop.jpg 十一月六日に「まちづくりと学校統廃合・跡地利用を考えるシンポジウム」が京都教育文化センターホールで開催され、二五〇人が参加しました。


 最初に主催者である自治体問題研究所の池田豊さんが基調報告を行い、京都市内の学校統廃合の経過と門川市政になってその方針が大きく変容し、財界の新たな儲けのために学校跡地の活用問題が浮上してきている実態を解明しました。その後のシンポでは、本田久美子さん(京都教育センター事務局長)がコーディネーターを務めました。
 最初に、研究者の立場から室崎生子さんが、学校がまちづくりに果たしている役割を具体的に話されました。次に東山在住の秦保恵さんは、東山の学校統廃合の経過から、「いかに住民合意が偽造されているかについて」語りました。最後に、東山区の小学校に勤務していた市教組の岩崎孝次さんは、小規模校・少人数学級では、子ども同士がお互いに良く知り合い、集団の中で子どもが育っていた経験や、一人ひとりに合った教育実践で子どもの学力が伸び、自治の力がついていくことを具体的に語りました。
 会場からの発言では、京北の強引な学校統廃合に反対する運動、二条城の駐車場問題、下鴨神社のマンション・倉庫問題など、市内で次々と起こっている住民の声を無視したまち壊し、地域のコミュニティー壊しの実態が報告されました。さらに、美術家や高齢者運動をされている人からも発言が相次ぎました。
 最後に、市長選挙に立候補を表明している立場から本田久美子さんは、「京都市政が住民の声を聞かず、まち壊しを先導していることが最大の問題。市政の転換が必要」とまとめました。