戦後70年:憲法と戦争を語り継ごう!

experience01.jpg 今年は、日本がアジア・太平洋地域で行った侵略戦争が終わって七十年の年です。安倍政権は、この年に平和憲法を破壊し、日本をアメリカとともに戦争する国に変えようと企んでいます。まさに、「教え子を再び戦場に送らない」とのスローガンが現実的なものとなる危険が増しています。


市教組は昨年秋以来、憲法と戦争を語り継ぐ運動に取り組んできました。
北上中支部と左京東山支部では若手弁護士を招いて、憲法と集団的自衛権、秘密保護法の問題点について学習しました。下京南・西京・右京・山科醍醐・伏見支部では、退職教職員を招いて、実際の戦争体験を生々しく語っていただきました。
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参加した教職員からは、実際に自分の親から聞いた戦争体験が語られたり、自分の学校や教室での平和教育の実践が報告されました。
参加した青年からは、「日本国憲法の偉大さ、すばらしさが再認識できた。この憲法を絶対に変えさせてはいけないと痛感した」とか、「今まで、実際に子どもたちに何をすればいいか漠然としていてわからなかった。戦争体験を聞いて、事実をしっかり伝えることが大切だとわかった」などの感想が寄せられています。
さらに、市教組は昨年の十二月八日を前に、全教職員へのアピールと赤紙(召集令状)を配布し、教職員全体で戦争や平和、憲法について一緒に考え、行動に立ち上がることを呼びかけました。この呼びかけに対しては、多くの職場と教職員から反響が寄せられています。厳しい情勢だからこそ、今年を憲法と戦争を語り継ぎ、平和を紡ぐ転換の年にしましょう。