新採一年目の苛酷な実態明らかに


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『「新採一年目で退職する教員」の問題をとおして教師政策を考える』シンポ

全教は七月二十九日に東京で、『「新採一年目で退職する教員」の問題をとおして教師政策を考える』シンポを開催しました。
京都からは、分限免職処分撤回を求める裁判をたたかっている高橋智和さんをはじめ六人が参加しました。


最初にパネルディスカッションが行われ、研究者・弁護士・全教役員などから、新採一年目の教員の厳しい実態と制度上の問題点が報告されました。市教組の高橋智和さんは、管理職のパワハラとも言える理不尽な対応や、問題は追及されるが具体的な支援が行われない自らの経験を報告しました。さらに、教職員が安心して働ける学校に変えるために、何としても高裁で勝利する決意を述べました。
また、滋賀や東京などからも採用一年目に退職強要を受けた、その生々しい実態が報告されました。同時に困難な中で、職場の同僚や青年同士がつながりを作り、お互いに交流し、何とか乗り切った取り組みも報告され、参加者に元気を与えるシンポとなりました。