超過勤務なくせ!怒りの交渉


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市教委が超勤縮減に具体策検討 …… 夏の市教委交渉
七月四日に京都市役所四階で市教委との単組交渉が行われました。会場は切実な要求を持って参加した組合員の熱気であふれました。冒頭に市教委が要求書への回答を行い、具体的なやりとりになりました。


 具体的なやりとりでは最初に、超勤是正の問題で、小学校部活やファイナンスパークの取り組みなど、市教委のすすめる取り組みが超勤の要因の一つになっていることを明らかにし、教職員の勤務時間の把握・管理を「労安法」に基づいて行うことと、仕事量を減らす具体的な提案を求めました。これに対して勤務時間の把握について、必要性は認めながら、具体的な方法については回答しませんでした。さらに、定数問題で京都府の三〇人程度学級をすすめるための教員配置が現場では「学級のばし」に使われていない実態や、管理職への説明が十分行われていないことが明らかになりました。また、発達障害など配慮の必要な子どもたちの実態が報告され、一刻も早い教員配置を求める切実な声が次々と出されました。
 続いて、栄養職員部からは三千筆近くの「一校一名の配置を求める」署名が提出され、採用試験の実施を強く求めました。養護教員部からは複数配置と宿泊行事などの負担増の解消、事務職員部からは「昇任・昇格」問題と定員増、幼稚園部からは定員が少ない中で仕事が増えている実態が報告され、正規の教員増が求められました。さらに、へき地部からは老朽校舎の改修、青年部からは青年の長時間で過酷な労働実態の改善を求める発言が行われました。