市教委交渉 超勤縮減へ具体策を

超勤訴訟判決を厳しく受け止め、超勤縮減へ具体策を
六月二十六日、市教協(京都市教組・市立高教組)と市教委との交渉が行われました。
冒頭、新しく教育長に就任した高桑教育長が交渉団に「教職員の日々の努力に感謝する。子どもの教育の充実のために予算を確保したい」とのあいさつを行いました。在田総務部長は、公務員や教職員を取り巻く厳しい情勢にふれ、定数の削減や、「メリハリのある給与」体系が求められていることを強調しました。


 これに対して交渉団は、不祥事の続発(報道センター問題など)についての責任の明確化や、超勤裁判の判決を真摯に受け止め超過勤務の解消に取り組むよう求めました。市教委は超勤問題については「裁判結果を厳しく受け止めている。超勤縮減に向けて、努力する」との姿勢を明らかにしました。具体的には、市教委の研究指定の削減、預かり金業務などの教員の事務量の軽減、夏休みの業務の精選などすすめることを回答しました。