「九条守ろう」憲法集会 in 京都


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あふれる4600人
五月二日、円山音楽堂で「憲法九条京都の会」が「今、9条が輝くとき 生かそう憲法 守ろう九条 5・2憲法集会in京都」を開き、会場あふれる四千六百人を超える市民が参加しました。


作家の瀬戸内寂聴さんが、「いのち」と題して、記念講演を行いました。少女時代、正義の戦争だと洗脳され信じ込まされ、いい戦争・天皇のための戦争だと思っていたこと、戦争中の中国での生活体験を詳しく語りました。続いてアメリカとの戦争で苦しむイラクを訪問し、薬を届けるなど、現地のイラク人との交流を語り、罪もない子どもたちが、いのちを脅かされている実態を告発し、「戦争は絶対にしてはならない」と強調しました。最後に「私は牢屋に入れられても戦争反対を貫こうと考えております。地球上のあらゆる場面で戦争がなくなるように、世界の平和を守るようにしていただきたい」と締めくくりました。
続いて登壇したノーベル賞受賞の益川敏英さんがスピーチし、「憲法をいじろうとしていることは、交戦権が欲しいとしか思えない。とにかく僕は戦争が嫌いです」と憲法改悪に反対のアピールをしました。
そのあと、市教組は「九条守ろう」「教え子を再び戦場に送らないぞ」などのプラカードを持って、他の教組らと隊列を組んでピースパレードを京都市役所前まで行いました。
主催者から「非戦賞」を受賞し、有馬頼底さんの色紙『喜』をいただきました。