過労自殺を公務災害に―角裁判―

元下鴨中学校の故角隆行さんの「自殺過労死」認定を求める裁判の第四回口頭弁論が、六月三日に京都地方裁判所で行われました。口頭弁論は書証のやりとりを行い短時間で終了しました。


裁判では、市教組・弁護団・遺族・元同僚が力を合わせて、勤務実態を明らかにする証拠の作成に取り組んでいます。四月には静岡県で障害児学級の担任をしていた教員の過労自殺が、東京高裁で地裁判決をくつがえして公務災害と認められるなど、認定基準を含めて大きな前進が生まれています。
 口頭弁論後の報告集会で、遺族の奈弥子さんは引き続いての支援を呼びかけました。次回の口頭弁論は九月二日の十時三〇分から行われます。