市政刷新で学校施設格差をなくそう!~第3回 京都市の教育を語るつどい

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 九月八日、教育文化センターで第三回京都市の教育を語るつどい」(市教組主催)が行われ、父母・教職員など約八十人が参加し、京都市の学校施設などの格差を告発しました。

 開会あいさつにつづき、平塚書記長が、〇四年度、学校予算二割削減などによって、学校現場で現れている子どもへの影響にふれ、教育署名の推進と、市政刷新を訴えました。その後、市川哲氏(明治鍼灸大)より、「京都市の教育行政を考える」と題し、報告が行われました。報告では、京都市の教育を、「マスコミの宣伝もあり、教育先進都市のように見えるが、国の教育改革の先取り・後追いであり、『格差』を拡大し教育の機会均等には、ほど遠い教育費の使い方である」と批判しました。

 次に、新日本婦人の会・共産党市会議員より、映像を交え学校ウォッチングの報告が行われ、「新設校では“超豪華”な施設や設備にしながら、雨漏りなどを放置している学校がある」と指摘し、「平均的に予算を配分し、どの子も気持ちよく学べる学校にしてほしい」と訴えられました。

 現場の教職員からも、「空き教室がない。トイレが少ない。教室の床をガムテープで補修している」「故障した四階のトイレは、鍵をかけたまま放置」(小学校)、「学校経常運営費が減らされ、今年度は生徒一人あたり二万一〇〇〇円だ。保護者負担の預かり金より安くひどい実態だ。新入生全員の机・椅子、九十四万円も捻出できない」(中学校)などの告発が相次ぎました。

 つどいには、来年の市長選に立候補を表明された中村和雄さんも参加されました。