許すな!「教育改悪三法案」

 安倍内閣は、教育基本法改悪の具体化として「教育改悪三法案」を今国会に提出しています。法案の内容は知れば知るほどたいへんな内容となっています。

 その一は、学校教育法の改悪です。改悪教育基本法第二条に「国を愛する態度」を入れたことを受けて、小学校・中学校の目標に「国を愛する態度」を入れ込み「愛国心」を押しつけるものです。そして、副校長、主幹、指導教諭という新たな「職」を設け、教職員のいっそうの管理強化を狙っています。

 その二は、教育職員免許法の改悪です。教員免許に十年の期限を設け、十年目に三十時間の講習を受けさせ、その講習で修了が認定されなければ、免許を取り上げようとするものです。さらに、「指導不適切」の名目で十年を待たずに免許の取り上げまで可能にしようとしています。

 その三は、地方教育行政法の改悪です。未履修問題や「いじめ問題」報告などを口実に、地方教育委員会への文部科学省のいっそうの指導強化を狙っています。

 この危険な内容を緊急に国民に知らせ、国民的な反対運動の展開が求められています。