部活・会議・パトロール・研究冊子作成 など「超勤になる」と校長が証言 


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超勤訴訟 第9回公判

 政府・財界が「ホワイトカラー・エグゼンプション」(労働時間規制除外・残業代ゼロ)導入の動きを強める中で、超過勤務裁判の意味は高まっています。

 一月二十三日の第九回公判は、原告の寒川正晴さん(当時、春日丘中)と廣瀬校長の証人調べを行いました。その中で次のことが明らかになりました。



●一人で三学年約四〇〇名の音楽授業を受け持ち、テスト作成のために徹夜作業となること
●週二十二時間の持ち時間以外の授業空き時間もパトロールをしていること
●唯一の音楽科教員として、吹奏楽部顧問をし、土日の地域の出演要請に応えざるをえないこと。勤務時間を超えての部活指導も超過勤務になること
●市教委の方針による、同和地域の学習施設での補習には、全員が輪番で参加せざるをえないこと
●運営委員会など、六時からの開催となることもあり、超過勤務であること
●研究主任として、研究冊子作成のために自宅のパソコンで作業せざるをえなかったこと
など、超過勤務をせざるをえない実態が明らかになりました。
 また、管理職が教職員の勤務時間把握を行うよう市教委から指導があったかどうかについて廣瀬校長は、「特に聞いたことはない」と証言し、市教委の無責任さが明らかになりました。次回公判は、五月八日十時半より、原告の塩貝さん・安本さん(嵯峨中)と、今井前校長の証人調べを行います。九人の原告で最後の証人調べとなります。多くの傍聴支援が求められています。
 
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