憲法を生かして、教育を守ろう―1・14「日の丸」「君が代」押しつけ問題を考える集い


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「教育基本法が改悪されても東京地裁の判決は変わらない」と熱く語る白井弁護士

一月十四日、「『日の丸』『君が代』の押しつけ問題を考える集い」が開かれ、教職員・市民など約七〇人が参加しました。

昨年の九月二十一日に歴史的勝訴をかちとった東京の「予防訴訟」(教職員に「君が代」斉唱・起立の義務がないことの確認を求めた訴訟)の弁護団の、白井劍弁護士が「『日の丸・君が代』強制反対予防訴訟のとりくみと東京地裁判決の意義」と題して講演されました。

卒業式などへの「国旗・国歌」の強制を明記した都教委の「一〇・二三」通達以後、「教育公務員として指示に従うのは当然」との「呪縛」が学校現場を支配し、精神疾患の教職員が激増している東京都の現状を語り、「予防訴訟」「処分取消訴訟」など七つの訴訟で反撃している教職員の取り組みを紹介されました。教育基本法改悪の国会審議の中で、旭川学力テスト最高裁判決の趣旨を今後もふまえることが確認されており、教育基本法が改悪された下でも、今回の東京地裁判決の判断は変わらない、との見通しを語られ、私たちの今後の取り組みを大きく励ますものとなりました。

宇治市の小学校の現場からは、一部対面式を含めた子どもを主人公にした卒業式の取り組みを、今もねばり強い議論によって続けていることが、ビデオなどで紹介されました。

最後に、府市教委や各学校長への要請活動、「おめでとうリーフ」などの広報活動、卒業式などの充実のための父母と共同した取り組みの推進、などの行動提起が行われました。

9.21東京地裁判決の全文は→こちら