ジュニア京都検定 内容もやり方も問題

別ウィンドウで画像を拡大

 十月十三日、教育文化センターで「『ジュニア京都検定』を考える市民集会」が行われ、父母・地域・学生・学者・教職員など四十五人が集まりました。

 集会では、神戸市外国語大学の長志珠絵氏が「『日本文化』の名前でいま何が?」と題して問題提起をされ、(1)体験の評価は、不安定であり、公正が保たれるか。(2)テキストは、やっつけ仕事的で構成がアンバランスであり、内容も金閣寺などについて不正確な記述もあり、知識としても役に立つのか。企業宣伝も巧妙に文章に差し込んである。(3)京都発「日本文化検定」となっていて京都市民だけの問題に限定されない。近代が「開発成功者物語」となっている。など、鋭く批判されました。その後、教職員から、テキストの問題点、歴史教育のあり方・学校での押しつけの問題点が指摘され、地域・父母からも「ジュニア検定」やテキストの問題点が出され、監査請求の結果なども報告されました。今後、問題点を多くの市民に知らせ、教基法改悪反対のたたかいと軌を一にしてたたかうことが確認された集会となりました。