高橋公判証人調べ開始!! 処分理由との違い浮き彫りに

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 十月十三日、元洛央小高橋先生不当分限免職処分撤回訴訟の第七回公判で、当時洛央小教務主任の証人調べが行われました。

 証人の三十項目にわたる陳述事項と、市教委の四十二項目にわたる処分事由のひとつひとつについて尋問が行われました。その中で、高橋先生の指導について、市教委の処分理由ととらえ方の異なる証言も行われました。例えば、陳述書では図工・音楽・体育の授業のやり方について問題があると処分理由にあげていますが、尋問の中で証人は、「方法は一つというわけではない。いろいろな方法がある」と証言しました。

 また、新採教員への指導責任については、「基本的には初任者指導教員」にあるとしながらも、当時の初任者指導教員から高橋さんの指導の様子について、十分な報告を受けていないことが明らかになりました。市教委は、高橋さんの指導にもっとも身近でかかわった指導教員の報告もきちんと受けないまま、処分を下したことになります。

 さらに、証人は高橋さんの教員としての適格性については「校長に聞いてほしい」とし、適格性の判断を校長が行ったことを示唆しました。十二月十二日の次回公判では、洛央小学校山脇校長に対する証人調べが行われます。多数の傍聴支援が求められます。