通勤用自動車職場要請書

個々の事情をていねいに聞き、本人の希望を尊重されたい。また、年度途中での通勤方法の変更の強要はやめられたい。
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教職員の自動車通勤規制に関する緊急職場要請書
 
 貴職におかれましては、平素より、子どもたちの成長と発達を保障するとともに、教職員の働きやすい職場環境づくりに努力しておられることに敬意を表します。
  さて御存知の通り、市長部局では、「エコ通勤」促進のため、昨年4月に職員にマイカー通勤の自粛を呼びかけ、今年4月には「通勤用自動車駐車場の使用基準」を策定し、6月1日から本格実施されたところです。それにともない、市教委は、「通勤用自動車の学校敷地内の駐車許可基準」(案)を策定準備しているところです。
 現在、教職員の教育活動は、自動車通勤を前提に成り立っている部分がおおくあります。多くの教職員は、長時間・過密労働のため、授業準備や子どもの提出物・ノートの添削、テストの採点などを自宅に持ち帰って仕事をせざるを得ない実態があります。さらには、病気や怪我をした子どもの病院や家庭への搬送、生徒指導などでの家庭訪問、部活動の資材・道具などの運搬など、通勤用自動車が公用車としての役割を果たしている学校現場特有の事情があります。また、昨年度の人事異動は、自動車通勤の規制がない中で行われており、自動車が使用できなければ、通勤が困難になる教職員もたくさん出ると思います。自動車通勤規制が行われ、その上に駐車料金が徴収されるとなると、教職員のモチベーションが下がるとともに、教育水準や学校での取り組みが後退することは明らかです。
 市教委案では、7月27日から試行実施に向けての教職員の協議が行われることとなっています。私たちは、以上の問題があることから、試行実施にあたり、以下のことを強く求めますので、誠意ある対応をお願いします。