切々と当時の状況を証言 一日も早く職場に戻して!


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…… 高橋裁判 ……
分限免職処分の取消しを求める高橋裁判は、一月二十七日に大阪高裁で高橋さん本人の尋問が行われました。
高橋さんは、当時苦労しながらも子どもたちとの信頼関係をつくるための具体的な努力(理科の授業、祇園祭の取り組み…)を切々と証言しました。


さらに、処分理由とされた項目についても、実際の状況や指導の意図を丁寧に証言しました。例えば、算数の授業にT2として入らなかったことについては、「管理職より専科的な運用が年度当初に言われ、九月になるまで何ら指導されていなかったこと」を証言しました。また、「処分後には病気も完治し、現在児童館の指導員として働いていること、一刻も早く学校現場に戻りたい」との決意を証言しました。
これに対して、市教委の代理人の弁護士は、どこの学級でも起こりうる問題を、高橋さんの個人責任、資質に結びつける執拗な反対尋問を行いました。しかし、事実に基づく高橋さんの証言を覆すものとはなりませんでした。裁判は、次回の口頭尋問で結審する予定です。
市教組は、全国から集まった要請署名一万二千筆以上を裁判所に提出、支援の輪が大きく広がっています。