小さな敷地に八〇〇人をつめ込み


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二月八日、保養所「きよみず」で、東山学校統廃合を考える会が、広く住民に呼びかけて東山小中一貫校問題についてシンポジウムを開催し、約六〇人が参加しました。


 会を代表して秦保恵さんが、洛東中学校跡地に建設される新校舎について、京都市教委への公開質問状の回答をくわしく報告しました。続いてパネラーの元平安女学院教授の室崎生子さんからは、新校舎がせまい敷地に八〇〇人を超える児童生徒が入り過密になること、特に地下二階に体育館、地下一階に給食調理室があり、防災上、問題があることを指摘しました。次に京都市教組の新谷委員長が、小中一貫教育推進の状況を報告し、東京品川区日野学園の小中一貫校の問題点を明らかにしました。続いて新道小学校の岩崎さんが、小規模校ならではのひとりひとりの成長に寄り添う実践報告をし、一貫校のデメリットについてもふれました。
会場から「もっと情報を公開してほしい」「質問や意見があってもどこに言えばよいのか」「住民自治が学校に反映することが大切だ」など多くの意見が出されました。参加者の総意で、公開説明会を求めていくことを確認しました。