先生の学校 ~障害児教育版~

「自閉症」学習会に二十人参加
 十一月二十日に、市教組障害児教育部主催で、「先生の学校〜障害児教育版〜『自閉症って何?』学習会」が行われ、未加入の青年教職員七人を含む、二十人が参加しました。


 学習会では、滋賀大学キッズカレッジの中山淑子さんが講演し、自閉症の定義や、人間が発達する、という営みの持つ本質的な原則などを説明し、自閉症の個々の特性をバラバラに捉えた「ハウ・ツー」的な指導でなく、子ども全体をとらえた、トータルな指導が大切であることなどを話されました。
 参加者からは、自閉症の子どもの指導にあたる中での経験談や悩みも出され、「自閉症の子どもは人の中に『入らない』のではなくて『入りたくても入れない』状態なのだということがわかりました」「できなくて怒られる状況でなく、指示や支援で『できる』状況、『ほめられた』『できた』という機会を増やしていきたい」等の感想が寄せられていました。
 
※次回は、一月二十九日(金)に、「一歳半の発達の節」を中心に、自閉症の子どもの指導について学習します。