大詰めを迎えた角過労自殺裁判

677-2-1.JPG 元下鴨中学校で、「過労自殺」された角隆行さんの公務災害認定を求める裁判の第十三回口頭弁論が五月十八日に京都地方裁判所で開かれました。
 前回口頭弁論以降、被告の「基金支部」が医師の「意見書」と第五準備書面を提出してきました。その主な内容は、角さんのうつ病発症の要因を主に家族が原因と主張するものです。さらに、療養中に自殺した原因を薬による副作用との新たな主張を行ってきました。


しかし、相手の医師の意見書でさえ、角さんが六月ごろからクラスの生徒のことで悩んでいたことを認め、それがうつ病発症の「引き金」になっていることを認めています。
 原告及び弁護団は、再度、医師の再鑑定意見書を提出することを裁判所に求め、それが認められたため、次回の口頭弁論は九月に行われます。裁判はいよいよ最終盤を迎えており、一層のご支援をお願いします。