対話と共同 組合の値うち語られる 第42回市教組定期大会

困難の中 子どもの心に寄り添おう
 第四十二回京都市教組定期大会が、五月二十二日、京都教育文化センターで開催され執行部を含め二四〇人を超える代議員が参加しました。しかし、当日に宿泊行事や休日参観などがあり、参加できない分会もありました。年間行事日程を決めるときに、大会日程を配慮してもらうことが各分会に求められています。


 大会は新谷委員長のあいさつに続き、京教組、日本共産党の来賓あいさつがありました。つづいて、公務災害認定裁判をたたかっている角奈弥子さんの訴えの後、執行部から総括と方針、予算決算の提案があり、討論が行われました。午後の開始には、分会・支部ニュースの表彰、超勤裁判の原告団長の塩貝光生さん、公務災害認定裁判をたたかっている柳川重清さんからの訴えがありました。討論は午後三時三〇分まで続けられ、市教委の押しつけ施策で、教職員の長時間過密労働が蔓延し、学校教育と子どもたちの中に矛盾が出ていることがリアルに語られました。専門部のたたかいや、職場での粘り強い取り組みの中で、前向きの変化や要求実現が進んでいることも発言されました。また、青年教職員の働き方の過酷な状況に触れながらも、青年教職員のつながりが広がり、組合加入へと繋がっていることが強調され、組合の役割への確信が持てるものになりました。そして、すべての議案が満場一致で可決され、大会アピールが採択されました。