ゆっくり交流、しっかり学習

681-1-2.JPG京都市教組一泊学校
 毎年恒例になっている市教組一泊学習会が大津市の琵琶湖グランドホテルで、八月二十二日二十三日と開かれました。採用二年目の青年組合員から今年度で定年退職する組合員まで六十二人が参加し、ゆっくり食事をしたり、温泉に入ったり、ゆったりした時間の中で大いに交流し、しっかり学習しました。


 記念講演の二宮厚美さん(神戸大学教授)は、参議院選挙の結果にふれながら、菅政権の本質について詳しく説明されました。また、マスコミの果たす役割や、財政再建のあり方にも触れるなど、今日の情勢を深く学ぶものでした。そのあと、三つの課題ごとの選択講座で、じっくりと学びあいました。
 夜は、支部ごとや青年教職員の交流会など、日ごろゆっくり交流できない分、遅くまで語り合っていました。
 二日目の講座で全教生権局長の蟹沢昭三さんが、教職員にとっての労働時間問題や、労働協約締結権について詳しく話されました。続いて、産業カウンセラーの大槻久美子さんからは、うつ病とはどんな病気か、うつ病を発症した職場ではどうすることが大切かなど豊富な資料をもとに話され、参加者全員しっかりと学習できる一泊学校になりました。

〈参加者の感想〉

○参院選の結果は、国民の「消極的選択」であったという話は、これまでのいろいろな分析よりもよく分かった。
○組合の大切さを改めて感じました。私たちの権利は決して与えられたものでなく勝ち取ってきたもの、そしてその中身は人間としての当然の要求であること(正当性があるもの)を若い人にも伝えていきたいと思いました。
○うつ病の最新情報が聞けてよかった。正しい知識を得て自分や周りの人が少しでも気持ちよく生活できるようにしていきたい。