声をかける・つながる・働きかける

職場づくり・組合員拡大交流集会
京教組「職場づくり・組合員拡大交流集会」が、十月二日に教文センターで開かれました。府内各教組から九十人を超える参加者が、職場活動や組合員拡大で交流しました。
全体会で、特別報告として宇治久世教組、市教組花園小分会の河村健太さん、府高の北桑田分会、市教組御室小分会の高橋智和さんらが、職場での経験、青年教職員との交流とつながりの強化、組合員拡大の経験を報告しました。


午後は校種ごとの分散会に分かれて交流。
相楽教組の青年の報告の後、春日井敏之さん(立命館大学)の「青年教職員をどのようにとらえるか?」の講演がありました。
684-1-1.JPG一人分会で  河村健太
現在採用四年目で、組合には今年の三月に加入した。花園小は、昨年度までは分会長の女性の先生がおられたが退職され、今は一人分会。以前から組合に興味はあったが、新採のころは組合に入ったら、管理職から目をつけられるのではないかと思っているほうだった。職場には分会掲示板があり、二年目で少し余裕ができたころから、それを見るようになって権利にも関心をもつようになった。分会長の先生からは、食事に誘ってもらったり、しんどそうにしているときに声をかけてもらったりしていた。
昨年度の末、分会長の先生から「今年で私が退職してしまったら掲示板も無くなるし、分会も無くなってしまう」と聞いて、掲示板がなくなるのはいかんな、と思った。そんな時にその先生と右京の青年から勧められ加入した。
一人分会の今は、賃金署名や教育署名などを集めたり、ビラを配ったり、京教済の紹介をしたりしているが、もっと分会としてできることを教えてほしい。職場には、ベテランの先生が退職したりして若手が増えている。自分は、組合員として、何をいつどこで権利として主張していいのかがわからないことがある。例えば、休憩時間がとれていないが、いつ言えばよいのか。言っても、えらそうだと思われるのではないかなどと思ってしまう。また自分も含めて若手が、教職員の権利について知らないと感じている。掲示板も忙しくて見ている時間がない。退職された先生が「休憩時間にしても何にしても自分たちが今まで勝ち取ってきた権利なので、それを知らないまま、行使しないままでいくと、なくなってしまうものだから知ることが大事」と言われていたが、自分もそう思う。
組合の加入を同僚に伝えていくためにも、自分自身が組合の良さをもっと知らないといけない。今日のような場を通じて感じたことをできる範囲で伝えていきたいと思う。