脳出血の発症は「自己責任」

691-2-1.jpg基金側医師の意見書 柳川裁判
公務災害認定を求める柳川裁判の控訴審第五回口頭弁論が開かれました。今回、新たに被告の「基金」が医者の意見書を提出しました。その意見書では、柳川さんの労働と脳出血発症の関係などの検討は全く行わず、本人の「自己管理の甘さ」が脳出血発症の要因と結論づけています。


今後、原告・弁護団は、新宮医師(三友堂病院)による相手意見書に対する反論、睡眠科学の観点から労働科学研究所の佐々木司さんの意見書の提出を予定しています。弁論後の報告集会には、大阪労働安全センター、大教組など大阪の支援者を含めて二十五人が参加しました。参加者からは、お粗末な内容の相手意見書に対する怒りの声や、さらに運動を広げる決意が述べられました。
今回までに、京教組・京都総評、職対連とともに、大阪労連、大阪労働健康センターへの要請行動に取り組み、裁判所への要請署名を一万四五〇〇筆提出しました。