台風18号 学校現場にも大きな被害!!

─ 市教委へ緊急申し入れ実施 ─735-1-1.jpg
九月十六日、日本列島を縦断した台風十八号は、全国に多くの被害をもたらしました。京都市内の学校現場でも、床上・床下浸水、体育館の屋根の損壊など大きな被害が発生しました。市教組は、被害状況の聞き取りをすすめるとともに、大きな被害を受けた職場の訪問・激励、災害ボランティアへの参加、市教委への緊急申し入れなどを行なっています。


市内の学校でも床上浸水
十六日未明に「特別警報」が出され、桂川の数カ所に及ぶ氾濫、さらには小栗栖地域では三〇〇戸を超える家屋と小栗栖中学校の床上浸水など大きな被害が発生しました。十六日に避難所となった学校も多数あり、管理職を先頭に教職員が出勤し奮闘しました。全市的に防災体制(三号)が取られたため出勤した教職員も多数ありました。また、床上、床下浸水した生徒・児童の家屋も多数あり早急な対応が求められています。同時に、床上浸水など被災した教職員に対しては、京教済とも相談し、被害状況の確認と救援の手続きの案内を行なっています。
市教委へ緊急の申し入れ
市教組は、十七日に学校現場の被災状況を確認するとともに、床上浸水した学校を訪問・激励し、要望を聞き取りました。さらに、強風のために屋根が破損したり、校庭の植木が倒れたり、雨漏りした学校も多数ありました。
市教組は市教委に対して、①被害に対する早急な対応(専門業者による消毒や破損した箇所の修復など)、②被災した児童・生徒の教科書・学用品に対する対応、③休日、早朝・深夜勤務した教職員への手当の支給と「回復措置」の実施、④通学路の安全点検と早急な補修、⑤「特別警報」への対応の具体化、を求めた緊急申し入れを行ないました。
福知山へ災害ボランティア735-1-2.jpg
京教組・京都総評を中心に十八日~二十三日に、由良川の氾濫で甚大な被害を受けた福知山へのボランティア派遣の取り組みを行ないました。
被災した教職員の住宅の泥だし・後片づけなどを行ないました。また、被害の大きかった戸田地域に入り、ゴミの撤去作業を行いました。
この地域は、十年前の水害でも大きな被害が発生しており、治水対策がどうだったのか検証が必要です。