笑いと感動のオープニング

─京都女性教研に190人─京都女性教研.JPG
京都女性教研は、あいにくのみぞれまじりの悪天候の中、京都教育文化センターで開催され、全体会会場には府内各地から、百九十人の教職員が参加しました。オープニングでは、市教組・市高・府高女性部の総勢五十人が舞台に上がり構成劇を行いました。忙しい学校現場の実態や管理職の対応に、笑いとため息の連続でした。最後に、会場と舞台が一体になって、「あなたが夜明けをつげる子どもたち」を合唱しました。


京教組の小中女性部長・河口委員長のあいさつに続いて、知事候補の尾崎望さんは、「小児科医の経験から、貧困の連鎖が、子どもたちの可能性の芽をつみとっている。府知事にできることはたくさんある」と語り、安倍政権の暴走と対峙し、憲法を暮らしに生かす府政を実現することを訴えられました。
記念講演をされたマリールイズさんは、ルワンダでは内戦で、明日のいのちの保障がないため、子どもたちが夢を語れなくなったこと。それを何とかしたくて、平和な国づくりと学校づくりに取り組んだ経験を語られました。ルワンダでは国会議員の六三%が女性であるという話に会場から驚きの声が上がりました。明るさの中に、強い信念を感じさせる感動的な講演でした。
参加者の感想より
◎今日のオープニングの舞台に立ちました。「しなやかに、したたかに」「エデュケーションファースト」のメッセージや歌を声に出すと体中から力がわいてきます。目の前の子どもたちの対応や提出物にとらわれるのではなく、私たちの仕事が未来を築き、平和を実現するという広い視野に立ちもどれる機会になりました。
◎記念講演はとってもよかったです。内戦と震災という二つの大きな災害にあう中で、いのちを無駄にせず、自分の国の人々や子どもたちのために、学校をつくり、子どもに教育を保障しようと活動する情熱に感動しました。