教育要求実現へ引き続き奮闘を

─京都府知事選挙の結果について─
四月六日、京都府知事選挙の投票が行われ、市教組が推薦する世直し府民ネットの尾崎望さんは、二一万五七四四票を獲得しましたが、残念ながら当選することはできませんでした。


尾崎望さんは、短期間のたたかいではありましたが、子どもの貧困の解消などを訴えて大いに奮闘しました。
今回の選挙の特徴は、史上最低の投票率(三四・四五%)、実に三人に二人は投票所に足を運びませんでした。その要因としては、全国的に広がる政治不信、積極的に争点を明らかにしようとしない相手陣営の戦略、さらに、私たちの陣営の力不足などがありました。
そんな中でも、今回の知事選挙では教育問題が一つの争点となりました。子どもの貧困の解消、中学校給食や少人数学級の実現、そして、大量の不合格体験を生み出した高校選抜制度の問題などです。また、非正規労働者が全国平均より多い問題などです。
選挙戦の中で、現職陣営は子どもの医療費助成の拡充や正規雇用の拡充を打ち出さざるを得ない状況が生まれました。市教組は、京教組とともに教育パンフやビラの発行、支部組合員全員集会や教育懇談会・教育集会に取り組んできました。
引き続き、今回争点に浮かび上がった教育要求の実現に向けて、運動をすすめることが求められています。