問題多い高校選抜制度修学院中学校区教育懇談会

10372019.jpg六月十日、左京区新日本婦人の会修学院班の主催で、修学院中学校区教育懇談会が行われました。市教組より寒川書記長、府立高教組より佐古田委員長が参加、地域からは小・中学校の保護者など、二十人が参加しました。
最初に寒川書記長から、改編された京都市乙訓通学圏の高校選抜制度と、今回の結果や問題点について報告されました。


その後、参加されたお母さんたちから「以前の制度も複雑だったが、変更しても分かりやすくなっているとは思えない」「受験機会が複数化したと聞いてチャンスが二回になったと喜んでいたが、不合格体験で傷つく子どものことまで考えていなかった」「説明会に行き、制度は理解していたが、わが子がどこにチャレンジできるのか、すればいいのかがまったく分からない」「親としては三年間通う学校は近くて通いやすい高校がよいと思うが、範囲が広がってたくさんの受験生があれば、地元の高校に入りにくくなるので困る」「あるクラスでは、前期試験と私学入試で大半の子どもたちが決まり、中期を受ける子どもたちのモチベーションを保つのがたいへんと聞いた」など、様々な意見が出されました。
さらに、単独選抜になったことで地域に塾も増え、受験競争がいっそう激しくなっていると感じているという声や、前期選抜の廃止と、地元の高校に通いたいという願いに応えてほしいという声が出されていました。