障害児教育部
六月十四日、京都教育文化センターで、障害児教育部総会が行われました。部長、来賓あいさつに続いて、総括報告、方針の提案が行われました。小学校、中学校、各支援学校からの状況報告があり、京都市の障害児教育の現状と様々な課題が指摘されました。
小・中学校からは、年齢差、発達差の大きい多くの児童・生徒を抱える過大学級の課題と、休憩時間・長期宿泊の割り振り変更がとれないなどの過密な勤務実態が報告されました。また、中学校の進路や中高連携、支援学校高等部(職業科)入学に関する課題が明らかにされ、通常学級で学ぶ支援の必要な子どもの教育条件の不十分さなどが指摘されました。
各支援学校からは、校舎・設備の安全性や老朽化、子どもに関わる教職員の不足や、総合化に伴う障害の多様さ・体制の不十分さなどが報告されました。障害児教育に携わる教職員については、常勤講師の比率の高さや、教育の継続性を無視したような人事のあり方についても問題が明らかにされました。