東山泉小中学校を見学して

201410-higasiyama.JPG九月八日、地域子育て・教育ネットワークの十五名で、今春開校した「東山泉小中学校」を見学しました。東山泉は小中一貫施設併用(分離)型の五・四制で、東山開睛館や凌風学園とは異なり全国的にも例のない学校です。
(右写真:ガラス張りの西学舎)


まず小学一年~五年が学ぶ新築の「西学舎」に伺いました。元一橋小に建てられ、大きなガラス張りの玄関、木材をふんだんに使ったランチルーム、広い廊下のちょっとしたスペースには小さなテーブルと椅子が置かれゆとりを感じます。ただ運動場は道路をはさんで東側にあり、児童だけでは行き来できないのが不自由そうです。また小学校三校(一橋小・今熊野小・月輪小)が一緒になった結果、通学距離が延びて交通量の多いところを通ってくる子たちの安全を確保するため、これまで以上に地域の協力を得ています。
IMG_1961.JPG小学六年~中学三年が通う「東学舎」は一部増改築し、小学六年を迎える準備をしたとのこと。六年生は中学生と同じ五十分授業で中間休みがなく、音楽・家庭科・英語は中学校教諭による教科担任制です。理科と体育は専科です。部活も週二日は中学の部活に参加している児童が六十名ほどいるそうです。ただし、試合や大会には出られません。
六年生の給食が西学舎から運ばれ、配膳するようすも見学しました。たまたま近くの教室で学習していた中学生が「いいにおい。食べたいなぁ」とつぶやくのを耳にしました。
(右写真:西学舎から給食を運ぶためのコンテナ)
これまではほぼ週一回程度六年生が「西学舎」に行きクラブ・児童会に参加しています。その時に最高学年としてリーダーシップを発揮できるのか、また「中一ギャップ」が解消しても「小六ギャップ」は大丈夫なのか、開校前の親の心配はどうなるのか、今後も見守る必要があります。また地域の夏祭りも一校はなくなっているそうで、地域づくりも今後の課題です。