迫る 京都市教研集会

メインスローガン
 子どもたちに平和を
 学校に憲法の息づく教育を
日程と会場
 10月 31日(金)
   全体会 18:30〜 / 京都教育文化センター
 11月 1日(土)
  分科会 9:30〜16:30 / 京都アスニー
記念講演
次期京大総長・ゴリラ研究の第一人者
 山極 寿一(やまぎわじゅいち)さん


第四十四回京都市教研は十月三十一日、十一月一日に「子どもたちに平和を 学校に憲法の息づく教育を」をテーマに開催されます。さらにサブテーマには「競争の教育を見直し、人間らしい成長・発達を保障する学校・地域づくり」掲げます。
集団的自衛権行使容認の閣議決定が安倍政権によってなされ、戦争する国づくりにますます拍車がかかる中で、「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンの重みが増してきています。また、教科書検定・採択に文科省が圧力をかけ、道徳の教科化が検討され、教育委員会制度は改悪されています。学校には「戦争する人づくり」が担わされる危険が広がっています。
今回の教研全体会では、山極寿一さん(京都大学次期総長)に講演していただきます。ゴリラの研究が専門ですが、ゴリラ社会から人類の起源、人間社会を見るユニークな視点を持っておられます。戦争しないゴリラに学び、人間も戦争をしない社会をつくるよう発言もされています。今回の総長選挙にまつわる話や、教育への警鐘も聞かれると思います。ぜひ職場の仲間を誘って、山極氏の講演を聴きに来てください。
また、一日の分科会は午前が教科別、午後は課題別で開かれ、たくさんのレポートを準備中です。工夫されたレポートをもとに、「安倍教育再生」についても話し合う予定です。多くの学びが得られる教研に、多くのみなさんの参加をお願いいたします。
山極さんのプロフィール
 京都大学総長(10月1日より)
 人類学・霊長類学者
 京都大学理学部卒、同大学理学研究科博士課程修了。
 理学博士。ゴリラ研究の第一人者。
アフリカのフィールドワークを重ね、ゴリラの生態研究から人間社会を見るユニークな視点を持つ研究者。
著書・寄稿
「ゴリラの森から見た戦争と環境」(かもがわ出版『きみには関係ないことか』特別寄稿)、『野生のゴリラと再会する』(くもん出版)