真実の沖縄にふれた青年部のツアー

京教組青年部は、昨年十二月末に「沖縄平和ツアー」を実施し、十七名が参加しました。


今回のツアーは、七十年前の沖縄戦における民衆の悲惨な戦争体験と歴史から、米軍基地問題に翻弄される現在の状況を学習するという目的を持ったツアーでした。
四泊五日という日程のなかで、多くの戦跡や資料館を訪問したり、米軍基地とそれに伴う日本が担っている多額の米軍関係諸費、昨年の知事選や総選挙で示された「オール沖縄」の民意に反してすすめられる辺野古への基地移設を止めようと連日の座り込みをしておられる人たちの生の声を聞くなど、参加者にとって、真実と現実にふれる大きな体験の場となりました。
参加した青年部員は、この体験を多くの教職員・子どもに伝えたい。そして、もっと平和について学びたいとはりきっています。
沖縄平和ツアー
参加者感想(抜粋)
●「沖縄返還」文字にするとたった四文字だが、そのためにどれだけのことがあったのか知ろうとしなければ本当のことはわからない。
●宮森小の墜落事故のことがクローズアップされたのが、戦後五十年だったと知り、憤りを感じた。
●座り込みで運動されている高江の方の話を聞いて、日本政府のやり方に腹が立った。
●今回の平和ツアーを通し、現地で五感・全身で感じたこと、学んだことを、たくさんの人たちに伝え訴えていかなければと強く感じました。
●話がすすむにつれて高まる感情、あがる声、目のするどさ、それらを感じられた。伝えてもらえたことが何よりもの収穫であった。