市教委の姿勢を厳しく追及
七月三日の単組交渉には、久しぶりに教育委員会室にあふれる参加者がありました。
最初に市教委の樫木企画課長から基本回答がありました。
その後のやりとりでは、参加者が職場の実態を示し、市教委を厳しく追及しました。
泊行事の「勤務時間の割振り変更」については、「実際に書類上も割り振る時間(十八時間のうち九時間)がないことや実際に取れたのは三時間」であることを行事日程をしめし追及しました。これに対して樫木企画課長は、「取れない実態がよくわかった。次の日を休みにすることを含めて大胆なやり方を検討する必要がある」ことを認めました。
また、超勤シートについては、市教委自身「管理職の受け止めに不十分な点があった」ことを認めました。教職員の健康を守るために実施している趣旨の徹底、シートの内容(自ら対策を記入する)の改善を含めて検討すると回答しました。
さらに、大文字駅伝の過熱化については、子どもの健康にも心配な状況があることを示し、早急に共通の練習ルールの作成を求めました。
また、超過勤務を生む根本的な要因は授業の持ち時間が多すぎることを示し、専科教育の充実など抜本的な教職員増を求めました。さらに、現場からは、老朽校舎やプールの注水設備の改善などが出されました。
その後、専門部からは、母性保護の拡充、食物アレルギー対応のための人員配置、宿泊行事における子どもの安全対策、預かり保育の問題点、税源移譲への対応問題などについて、切実な要望が出されました。